社会人2年目にして、歯列矯正を始めた。それから早3年…いや検査などの日数もいれると4年近く病院に通い続けた。大人の歯列矯正は通常2年半くらい。なぜそんなにかかったかというと、先生のミスである。
私を担当したのは2人の先生。一人は実習生ともう一人はそれを指導する立場になるベテラン先生だ。装置をつける前まではわりと順調に行っていた。しかし先生たちに会う毎に分かってきたのが、二人の不仲。それでも装置をつけ始めた3ヶ月ほどは、ベテラン先生が最後にチェックを行ったり、実習生も質問していた。それでも不仲には変わりなく、半年ほどたってから、ベテラン先生の指導もなくなり、実習生からの質問もなくなっていた。私は多少不安を覚えたが、まー治れば良いかとのんきに考えていた。
それから2年目も後半になり、そろそろ終わりかな〜なんて期待していたが、気になるところがまだまだあった。しかし、実習生は”これくらいの隙間がないと後で困るのよ”なんて言っているので、そんなものかと思っていた。
またしばらくしてその実習生が病院の方針で、もうすぐほかの病院に移ることを告げられた。”それまでにはおわせますから”と言われ、私の不安は一気に急上昇。そしてその不安は見事的中。結局治療は終わらなかった。
そして引き継がれたのはベテラン先生。でもあと少しで終わると言われたしと、またのんきに考えていたが、ベテラン先生に”ん〜これだとあと1年かかるね〜”とあっさり。そして”ちがう治療方法があるからどう?”って、
は〜〜〜?????私はぶちきれた。そんな方法があるなら早くやってほしい。これには私の母親もぶちきれた。後日二人で抗議しに病院へ。
最初はのらりくらりと言い訳をしていたベテラン先生。あまりにも否を認めない先生に理性をなくした私は”ふざけるな!先生同士のコミュニケーションがなかったせいで、私は1年無駄にすることになる。そこをよく考えろ!”そして母、”自分が希望した歯列矯正にせよ、時間がかかりすぎる。この子も年頃。結婚したくてもこれではかわいそうだ”と、親子であたりかまわずどなりまくった。これには先生も驚き、ようやく事の重大さを認識したのか、謝罪を述べた。
治療に時間がかかるのはしょうがない。それはこちらも十分に理解をしているつもりだ。でも先生たちの不仲のせいで、治療毎のコミュニケーションを怠り、時間を無駄にしたのは許されない。
その後ベテラン先生に引き継がれ、今年の夏までには終わらせるよう、約束させたが、結局装置が取れたのはつい先日。さらにこれからは歯が戻らないようリテーナーというのをして留学に行かなければいけない。それでも”しょうがない”と自分を納得させていたときに、”本当は、今年いっぱい装置をつけたいんだよね。”と。もしもし?先生?私は秋から留学に行くっていいましたね!?それ冗談ですか?本気ですか?
…アホだ。